福知山線事故と人間の感覚

やや非常識な話をさせていただくと、私は福知山線に乗るのが昔から怖い。阪急宝塚線はスピードこそあまり出さず慎重に走っている気がするが車両の揺れは少なく乗り心地は良い。JRの方はどうも線路がまっすぐに走っておらずかなりカーブしているところが多いが、20年弱前頃に電化を進めspeedupして以降、所々でやや無理とも思えるスピードを出しているような気がする。今回事故のあった尼崎に入るところだが、かなり湾曲したところをかなりのスピードを出し、まるで助走しながら東海道線に入るような感じだ。同じ電車だから東海道線を走れば100キロを超えるスピードは当然だが、その変わり身の様子がどうもなじめなかった。早くなるのは結構だが利用客がそれを要望したというよりはJR側で早くすれば乗客を獲得できると考えてそれに沿った動きを取ったのだろう。

幸い私の場合は数年に一度利用するかどうかといった程度である。今回事故に遭われてお亡くなりになった方々には、心よりお悔やみを申し上げたい。

それと共に、利用客のニーズがどのようなところにあるのか、早く目的地に着くことなのか、あまり揺れや急ブレーキを感じずにそれでもある程度早く着くことなのか、阪急に比べて宝塚と大阪梅田間で7分早いというがこれを3分にするだけで大分違ってくるのではないか。運転再開時にどのような措置が取られるのか注目を集めることだろう。