自由貿易圏:ブラジル・南ア・印が創設検討で合意−話題:MSN毎日インタラクティブ

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自由貿易圏:ブラジル・南ア・印が創設検討で合意

 ブラジルとインド、南アフリカの3首脳は13日、ブラジリアで会談し、南米とアフリカ南部の地域関税同盟にインドを加えた3地域(計11カ国)での自由貿易圏創設に向けた検討を始めることで合意した。世界貿易機関(WTO)の多角的貿易交渉(ドーハ・ラウンド)が凍結する中、有力途上国間で自由化を先行させ、経済発展につなげるのが狙い。

 ブラジルなど南米5カ国の南部共同市場(メルコスル)と南アなど5カ国による南部アフリカ関税同盟、インドで今後、具体的な協議に向けたワーキンググループを発足させる予定。

 途上国の連携を通じ、貧しい国に有利な貿易ルールづくりを目指すことに熱心なブラジルのルラ大統領は「歴史的な合意だ。(途上国同士の)南南協力が実現しつつある」と意義を強調した。

 メルコスルは91年にブラジル、アルゼンチン、ウルグアイ、パラグアイで結成され、今年7月にベネズエラが加盟。南部アフリカ関税同盟は南ア、ボツワナ、レソト、スワジランド、ナミビアで構成する。(共同)

毎日新聞 2006年9月14日 17時59分