淡々と

今の勤務先での仕事がなかなか終わらない。必要最小限のことしかやっていないがそれでも、色々最終成果物の形できちんとまとめるのは楽ではない。仕事を頼んだ人達は、私が最後まで関与していると思っているでしょうし、引き継ぐ相手には、ここの仕事のいわば心にあたるものを理解してもらう必要があるから、そのプロセスをずっと見てもらったというわけです。

そういえば私の前任の方も最後までやっておられた。残念ながらほとんど休みもなく。確か引っ越しの準備のために休みを取られたが、新しい勤務先にうつって、報告書の英訳などにとりくんでおられた。まだそういう状況に比べれば私の状況の方がベターかもしれない。

不思議と来週以降の準備を急く気持ちにはならない。全部自分でやる他ないのだが、何とかなるだろうという気持ちと、そのときそのときの目の前の仕事に取り組むのが結局良い結果を後に残すということにつながる、と自分の体と頭がこれまでの経験から理解しているからだろう。

実家のマンションの理事会には出席できなかった。多少色々なことで議論が盛り上がり随分長くかかったらしい。こちらはその間に、出版物の改訂版の作業をしたり、色々もう後にのばせない仕事ができたのはありがたい。

石川県能登地震には驚いた。地震が普段少ない場所でも、日本列島にある以上いつ地震があっても不思議ではないということか。もっとも、私のように幼少のころ地震の少ない地方で育ったせいか、今でも、ちょっとした揺れで就寝中にもすぐに目を覚ます。揺れる直前のタイミングで目を覚ますというのは、動物的な感覚が体に宿っているということになるのだろうか。