年に一度の検査など

夏休みがあるような、ないような。昨日と今日は恒例の人間ドック。かなり凝ったコースだが、気に入って既に3年目。今回は、胃も大腸もカメラでみる画像に心なしか生気が感じられず老いを感じたが、それは別にして見たところ大事なく、これで少なくとも半年は不安なく過ごせる。まあ肺がちょっと気になるが。この不安感の除去が嬉しいところ。前は、生命保険だけかけてあとは一か八か運に頼っていたがやはり検査は必要。一年目はPET検査を受けたのだが、さすがに費用の問題も大きく2年目以降は受けていない。今年は、アンケートで、いくらだったらPET検査を受けますかとか、PET検査にどこまで求めますか、というのがあって苦笑してしまった。かなり広範囲を対象にして50千円程度で済むのであれば安心料として良いかもしれないが、これを受けても見逃すものは見逃してしまうので、絶対ではないと思う。

仕事の関係で読んだ本以外では、加島祥造さんのいくつかの文庫本が印象に残る。実は、今春にNHK教育テレビ「宗教の時間」に加島さんの伊那谷の暮らしが紹介されこれに強く動機づけられたもの。人間ドックの検査待ちの時間などを使ってだいぶ読めた。「伊那谷老子」「タオ」「老子までの道」。 福岡伸一「生物と無生物のあいだ」はその前に読んだ。分子生物学の研究もあまりに人間的で生々しい。それが福岡さんの自叙伝と重ね合わされ、ニューヨークや東京の風景が重なり合う。名文だと思う。

久恒さんのサイトで知った山本眞一「大学事務職員のための高等教育システム論」は読み返した。この分野の知識は少なく大変有用だった。そういえば筑波大学というのは大学紛争に対する当時の政府が出した処方箋だった。宇田光「大学講義の改革」はアマゾンでたぐっていって購入したもの。BRD(brief report of tghe day)方式はよく研究して取り入れる意味があると感じる。

検査でやはり体力を消耗したのか夜にかけて不調。オフィスで無理矢理横になってしまう。睡眠不足か、水不足か(下剤はたくさんのむが)、栄養不足か、どうも水分不足の要素が結構おおきかったようだ。現金なものと思う。