高校生のための哲学入門

長谷川宏著のこの本を梅田望夫さんが16日(日)の読売新聞への寄稿で紹介されていたので購入を手配。曰く、「哲学の背景知識を持たない誰が読んでも、人間について考えるきっかえが得られる名著」で「平易な文体で読者を深い思考にいざなう」上に、「この本を読んでいるとなぜか著者の問題提起をふと自分のビジネスの日常的関心にあてはめて考えているのに気付くことが何度となく合った」とのこと。第3章の社会の目では、個と組織の関係のデザインや、イノベーションを生む風土について考える、といった風に、と紹介される。

ブログをきっかけに共感を覚えるようになった梅田さんが新聞に書かれたものを頼りに本を購入する、しかもその新聞というのが日曜日だけは自分で駅まで出かけて買い求める新聞であったことに、これまでにはあまりなかった不思議なきっかけの連鎖を感じる。