原発耐震基準

今朝の新聞(日経)を読んでの感想。地震による原発事故で周辺住民が死亡する確率を、交通事故などで死亡する確率の千分の一程度にすることを前提にしているが、国内のいくつかの原発で試算すると千分の一を超えているケースもあるとか。また、どの程度のリスクを周辺住民や国民が許容するかも不透明。解説には、「地震大国の日本では、いつ、どこで大地震が発生するのか、その確率を求めることは難しい。専門家の間でも欧米の手法は日本ではなじまないとする意見もあるらしい。活断層柏崎原発の真下にあったとの調査も明らかになるなか、ますますこの問題の解決に向けての道筋は険しくなってきているが、金融市場のリスク管理と同様に、起こりうるシナリオをいくらモデルに入れて計算しても、実際には、もう少し厳しい条件を与え一種のストレステストにかける必要が出てくるような感じがしますがどうでしょう。