脳の取扱説明書

久しぶりにゆっくりメモを取りながら(?)テレビを見た。それも茂木健一郎さんのものを。どこかで一度茂木さんの著作やブログなどで見知っていることもあるが、凝縮して伝えられるとそれを受け止める脳に心地よい。

茂木健一郎さん 脳の取扱説明書

クオリア 質感を脳がどのように美しいと感じるのか明らかにしたい からスタート。

◎「側頭連合野」は読み書き話すことで活性化する。
いったんテキストを伏せ思い出しながら書く。覚えろという信号が出るので覚えやすくなる。

同時に色々な情報を定着させた方が覚えやすい。覚えるのは左の側頭連合野

◎短時間集中法
ちょっとした空き時間に短めの仕事を集中しておこなう。
ニューロンはほかのニューロンと組み合わせて行動する。これを繰り返すほど集中する回路が強化される。
脳は、何か行動した方が動きやすい。具体的なアクションがあれば脳を条件づける。アクションなしに行うのは上級者向け。
散歩することが集中には効果的。感覚入力がないと脳は何かを創り出してしまう。いつも歩いている道で考えるのが一番良い。
脳には引き込み現象がありそれが続いている限りは長時間でも大丈夫。しかし、インターネットなどで時間が細切れに成っている。やろうと思ったらいきなり始めるのが良いと思う。いきなり始めるべき。
無理をしないで始めるべき。上級者はコーヒーを飲もうと思って立ち上がって戻るまでにアイディアが浮かんでいるだろう。

◎褒めのアスリートになる
良いところをみたらタイミングを外さず本気で褒める。
褒められたり達成感を感じると、脳ではドーパミンが分泌される。ドーパミンが出るとその直前にした行動をやりたくなることが判明している。
具体的な行動をさせるのが良い。できたらすかさず褒める。すかさず褒めるには相手のことを観察している必要があり、良いメッセージを伝えることが出来る。褒めることがみつからない場合は、どんなことでも褒めることのできることを見つけて褒めてあげる。どんなに取り柄がなくても良いところを見つけて褒めてあげることが必要。

◎切り替え
脳には色々なモードがつまっているので切り替えないと損。
犬と遊ぶのが好きな人は、家に帰ったら犬とあそんでリラックスして気分を切り替えるというのも一法。脳には新しい環境に適用しようという能力があるが、現代人はこれを使わずに暮らしている。

◎新しい仕事で人を巻き込み成功させる方法はあるか
リーダーがビジョンを持ち成功するという信念を持つこと。揺るぐことがあっても部下には見せてはいけない。脳は、確実なものと不確実なもののバランスを取ろうとする。部下は上記のようなリーダーがいればその分不確実なものを受け入れることが出来る。

◎新鮮な気持ちを持ち続けるには
人間は飽きることはある。常に好奇心に満ちているが相手からそれが得られなくなると飽きる。でも、どんな人でもその人の気付かない奥行きがあり、それを発見すればよい。この点、相手が変わらなくても自分が変われば相手を発見することが出来る。飽きる人は人に頼りすぎる面があるかも知れない。ネオフォリア=新しいもの好き。

◎脳は変わることが出来る、ことをしって欲しい。(最後のメッセージ)自分の正体なんていつまでもわからないと思っていた方が、自分の潜在能力を生かすことが出来る。

以上

検索したところ以下のリンクを発見。ここに関連した小話やメッセージが入っている。

http://business.nikkeibp.co.jp/article/person/20080425/154159/