サクジリヤルのペッグ見直し観測

サウジアラビアの最大手銀行のチーフエコノミストが、SWFを創設し米ドルへのエクスポージャーをへらすことによってサウジリヤルの米ドルへのペッグを変更するように求めた。漸進的におこなうこと、インフレの影響が中間層に拡がっていること。現在2850億米ドルの外貨準備の85%は米ドル建ての債券に投資されている。まず1000−1500億米ドル程度から始めるべき。またファンド創設時期としてはサブプライム危機や欧米の景気減速で、海外企業、特に金融機関が投資対象として魅力的になっていることを挙げている。まだサウジ当局はSWF創設を否定しているが、関連した議論が上層部で継続中と報道している。
http://www.ft.com/cms/s/0/544fbbea-c206-11dc-8fba-0000779fd2ac.html