北海道 東アジア地域の北欧に

タイトルに惹かれて読んだ朝日新聞別冊の記事。

北海道に新しい成長の芽がいくつも出ているとの出だし。
1.2001-2006年度の間に、外国人観光局が24万人から59万人への2.5倍に増加。全国の伸び1.5倍よりずっと高い。また、外国人観光客の道内での消費額も、1300億円(2006年度)と、ほぼ同時期の道内の大型店売り上げ総額の8分の1程度という。
2.農水産物の輸出が急増。2006年度の実学は362億円とそんなに大きくはないが、2001年から2006年の伸びは3.6倍。ホタテ貝など水産品が目立つが、薬膳向けに台湾でブレークしている長芋など、農産品の将来性も大きいという。
3.道東地方の別海町に巨大なチーズ工場。中国への輸出をにらみ、大手食品メーカーが70億円を投じたという。乳製品関連の工場投資が十勝地方でも活発。
4.美唄市では新しい露天掘り石炭鉱床の開発報道。
水、食料、木材、エネルギー、富裕層向けの観光 の全てを供給する余力が北海道にある。
機械産業中心のモデルから、「東アジアの北欧」という新たなポジショニングの獲得を提案。

3を見ていると、日豪のEPAで北海道の農業が全滅という分析が妥当なのかクビをかしげてしまう。

藻岩浩介氏(日本政策投資銀行地域振興部、地域経済アナリスト)によるもの。