日英似たもの首相の憂鬱。

浜矩子さんの毎日 時代の風 への寄稿。
本質の一つを言い当てていると思う。国民全てがどこまで問題の本質を見抜いているかどうかは別として、そういった問題を解きほぐし具体的な政策案として提示できる政治家が渇望されていることは間違いないだろう。以下はメモらせてもらったもの。

ブラウン首相「今の経済問題は世界的な問題で、何も各国それぞれの今の政治や政策が問題を作り出した訳ではない。」
グローバル・ジャングルの苛烈な競争圧力が、世界中で人々の生活に重くのしかかり、金融グローバル化が生み出す危機が情け容赦なく世界を覆う。食糧難があっという間に世界に広がる。
この力学を注視せず、政策制度の末端のところで任期を競う=目先のところで人の痛みがわかっているような顔をする。政治と政策がグローバル化に追いついていない。ここに、世界中の人々の怒り、政治家達への叱責の根底があるように思えてならない。ここを押さえないと「タイミング悪く外遊したり芸術の世界にひたったりしてしまう。政治家の経済観が今ほど問われたことはない。