Fannie and Freddie

なかなか財務省による救済が具体化しないことに市場は業を煮やしている。観測気球のような救済策を打ち出してはどうかとのアイディアもあるようだが、それではズルズルと引き込まれて終わりが見えなくなるという批判もあるようだ。またモルガンスタンレーをやとって2機関のオプションを検討させるということについても、そんなことはとっくの昔にやっておくべきだったとの批判もありそうだ。
そうこうしているうちにも特にこの2機関の発行する債券が支払うプレミアムが上昇しており、また、アジアの投資家が購入するシェアも、従前の30%から最近の35億ドルの発行についてはわずか22%にとどまっていることが問題の深刻さを示すとの指摘もある。
ポイントは、9月末までの資金調達の足をうまく乗り越えられることができるかどうか、との見方もある。うまくいかなければそこで救済が図られるわけだ。