東アジア共通通貨構想と官僚の役割

篠原尚之さんは、一貫して忌憚ない発言をされてきていると思います。これが、良い意味で日本でのアカデミックな検討にプラスに働いているのではないでしょうか。

http://professor-snape.txt-nifty.com/investors_eye/2009/05/post-303b.html

東アジアにおいて共通通貨をジャスティファイする条件が整っているとは誰も考えていない、ユーロでさえ本当に最適通貨圏なのか疑問が出ている、モノの話が先でカネはその後の話だ。

この手の東アジア共通通貨構想は財務官僚が主導して学識者にジャスティフィケーションを作らせているのだとばかり思っていたので、いつからこんなに変わったのか、少なからず驚いた。又同時に、官僚には本質が見えているのだな、と安心させてくれたシンポジウムでもあった。