かんぽの宿と総務相

かなり強健主義的なアプローチですね。民意を考えて動くというのではなく、自分の好み、主義に従って動き、それに民意がついてくることを期待しているのだろうか。

昔、雑誌で江田五月さんと並び評された東大法学部の優等生。全優で良が一つあるとかないとかいうレベルと聞いた。そんなことは今の言動と関係しているのだろうか。

http://www.asahi.com/paper/editorial.html#Edit1

鳩山氏は譲渡価格109億円が適切か総務省に調査させるという。だが調査する前から「納得する可能性は限りなくゼロに近い」とも発言している。
 これはとうてい納得できない。明治時代の官業払い下げならいざしらず、競争入札を経た結果に対し、さしたる根拠も示さずに許認可権を振り回すのでは、不当な政治介入だと批判されても抗弁できまい。
 宮内氏は規制緩和や民営化を推進してきた。官僚任せでは構造改革が進まないため、当時の政権が要請したものだ。過去の経歴や言動を後になってあげつらうのでは、政府に協力する民間人はいなくなってしまう。
 自民党内では、郵政民営化の見直しの動きが続いている。鳩山氏はこれとの関連の有無について言及していないが、もしも「待った」の真意が民営化策の見直しにあるのなら、正面から堂々とそちらの主張をするべきだ。