ネットでの医薬品販売に関連して

規制緩和は、影響力のあるポジションにいる民間人が強く主張し、これをいろいろな具体的な分野それぞれで展開していくことが必要なのでしょうね。規制改革会議での指摘を含め、厚生労働省がそれを無視して省令案公布にいたるという話は、厚労省からのきちんとした反論を待ちたいですね。

http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20090311/188761/

いわゆる小泉改革が規制改革とイコールで結びつけられているけれども、あの程度の期間だけで、この規制でがんじがらめにされた国から本当に規制が撤廃されたと、国民の皆さんは思っているのでしょうか。

 医療や農業をはじめとする“官製市場”がこれだけあって、その中に民がずっと入って行けなくて、いかに非効率であるかということは、日々のいろいろなニュースを見ても山ほど出ている。

 まさに経済が大変なことになっている時だからこそ、民が知恵を出して、規制を取っ払っていくことが必要だと普通思うのに、そうはなっていない。いったい、国民の誰が規制緩和に反対なのでしょうか。

 一部の規制が緩和されたことで不利益を被った、いわゆる既得権益者が、ここぞとばかりに言っている声を、メガホンで、虫眼鏡で拡大して、それがあたかも国民の声のごとく「官」が喧伝しているように、僕には見えているということです。

 すべての規制を十把一絡げにして全部なくせなんて、そんな暴論を吐くつもりはない。我々は悪い規制を撤廃しろと言っているのであり、それはたくさんあるでしょうと。その動きを排除して誰が得をするんですか