インターネット誕生から40年--歴史の光と影

色々なヒントをもつ記事。原文も読まなくては。Stephen Shankland(CNET News)

  • インターネットは多くの新しい犯罪をもたらし、個人情報の盗難や経済詐欺も助長している。ストーカー行為が容易に。数多くの乗っ取られたコンピュータによる分散型DoS攻撃で、企業の業務停止も。
  • インターネットがニュースの過剰供給をもたらしたことで、ジャーナリズムは経済的に苦しんでいる。記者の数が減少し続けることは、新しい声が登場し、何が起こっているかを追跡しやすくなったことで、相殺されるとも言える。しかし、報道機関が汚職などの問題を暴く力が徐々に弱くなるという懸念。
  • インターネットはグローバル化も勢いづけた。これによって、より豊かな国の高賃金の労働力が、それ以外の国の安価な労働力に取って代わられ、雇用の喪失と敵意をもたらした。
  • 筆者が考える最も懸念すべき問題として、人々自身がインターネットでの社会的交流に適合させてきたこと。つまり、人間の脳は部族のサイズくらいの社会的集団に合わせて作られているようだが、今ではわれわれの生活の一部は世界全体に向けて展示されている。もうカーテンを閉めるだけではプライバシーを守ることにならないし、ソーシャルグラフの機微に夢中になっていない誰かにFacebookの情報共有メカニズムを教えるのも大変だ。
  • インターネットは、政府による検閲やプロパガンダに手を貸す可能性もある。情報を広めるインターネットの力は、特に「Google Translate」などのテクノロジによって増大すれば凌駕する可能性もあるが、確実ではない。


http://japan.cnet.com/special/story/0,2000056049,20399396-4,00.htm

http://news.cnet.com/8301-30685_3-10323175-264.html

原文は1ページで見ることができるけれど、CNET News Japanの方は数ページに分かれていてこれは不便。いつものことですが。