謹賀新年
あまり書いていないので、「謹賀新年」という表題をつけるほどのことはないのだが。
中公新書。たまたま近くの書店で手にする。もともと新聞書評で気にはなっていた。高校2年生のころに亡き父に勧められて「学生に与う」を文庫本で読み、感銘を受けたことを思い出した。著者は高校生のころ中曽根康弘さんの講演で河合栄治郎のことを知ったというが、最初に見知った時点としては近いものがある。
このような形で昔読み感動した本に出会うことには、感謝しなくてはならないと思う。最近、学生時代に読んだ参考書や教科書の復刊が話題になっているが、それに近いものがあるように思う。
(補足)「学生に与う」は絶版なのですね。私が読んだと思われる現代教養文庫のものも古本しかなさそうです。