32年ぶりのメリーウイドウ

77年に立川澄人さん・島田祐子さんのものを日生劇場で、また78年にはひょんなことからフォルクスオパーの日本公演をみて以来のメリーウイドー公演でした。東京室内歌劇場さんによるもの。

知り合いが出演するというのがきっかけでしたが、きちんと予定しておらずその方にも直前にお世話をかけてしまいました。ブルーアイランド版というのは青島広志さんによるものというのは当日ご本人の解説で初めて知りました。経営危機に瀕した音楽大学を救うという話に切り替えられていましたが、曲は、歌詞は多少変更されていたものの、原曲に忠実に演奏されており、それにイタリアオペラを中心にいくつかの歌のサービスがつくという構成。不倫の手紙はハートマーク入りのメッセージを出した携帯電話に切り替えられていたのが、しっくりきていました。青島さんというのは多芸多才な方ですね。ピアノ伴奏が決して不満を呼び起こさなかったのも不思議です。

東京室内歌劇場さんのファンになりそうです。

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