英語の学習・異文化との接触

このところ、英語の学習をどうするか、工夫するチャンスに遭遇することができています。

先週末発売のEconomist誌 のJapan's burdenと題する14ページの特集記事。これは教材に取り入れたり、ゼミの入室テストにも利用。分析が深く日本のマスコミになぜこのような分析ができないのか不思議に思います。

アンドロイド系の携帯ではまだ Economistは読めないようですが、audio版でこの教材をダウンロードして活用の可能性を探ってみようと思っています。目が疲れてもう活字を読みたくないという時間も夕方から夜にありますが(特に電車の中)オーディオファイルがどう作用するのか興味があります。繰り返し聞くことで久々の英語学習になるやもしれません。

英語関連では今日の朝刊各紙から2点参考になるものがありました。

1.三留理男さんによる「目撃された戦後」連載(読売)(筆者は大ベテランの報道カメラマン、小田実さん、ベトナム戦争取材などがはいる)

ーーー第三世界で、「ここは英語が通じない。」と取材をあきらめた記者をたくさん見てきたが、これはおかしい。第三世界では、こちらの英語が流ちょうだと、相手は萎縮して知っている英単語すら出なくなる。だから、ぺらぺらと英語で話しかけるより、最低でも「ありがとう」と現地語で言う姿勢の方が、取材には大切なのだ。ーーー

2.垣添忠生さん 1977-78ンの1年間カナダのオンタリオがん研究所に留学。チュ買う人当初は英語がよくわからず、リサーチミーティングで何を聞かれているのかも理解出来なかった話。家探し、契約を含め万事が大変だったが、1年間の間に得たものも大きかった。日常の臨床上の仕事を離れて良い環境で研究に専念できたこと、良い知人・友人を作ったこと、および、英語になれることに加えてその国の文化、歴史などにできるだけ見聞を広めたことの3つをあげ、「若い頃の体験・苦労がガンを専門とする臨床研究者になっていくうえで、どれほど役だったかは、筆舌に尽くしがたい」とされている。

2つの違った状況での体験だが、英語を学ぶこと、異文化と接することの意味を教えてくれていると思う。