FX証拠金取引規制強化

今日より、元手の何倍まで取引できるのかを示す「証拠金倍率」の上限が50倍から25倍に引き下げられる。昨年8月に50倍の上限規制を導入したのに続く第2弾。

個人投資家が大きな損失を被るのを防ぐのが狙いとされ、これに従って一時的な取引高減少は必至。しかし、外為証拠金取引を取り扱う各社は、円高進行で個人投資家を増やす絶好の機会として激しく顧客獲得に向けて競争中。

欧米でMrs WatanabeあるいはKimono traderとよばれる日本の個人を主体としたFX証拠金取引だが、当局の介入がない状況では相場変動に対する緩衝材になっている側面もあります。利用者にとっても従来型の外貨預金や外貨MMCに比べて手数料などの面で有利です。

証拠金取引もレバレージをかけた取引の一種ですね。高レバレージが珍しくない欧米の金融取引と対比すると、日本でも、もう少し注目されて良いのではないでしょうか。