ニューヨークダウンタウンのバーガーが忘れられない 1個千円の高級ハンバーガー、モスバーガーが発売?-?ビジネス

昔20年あまり前、ニューヨークのマンハッタンの金融街に、注文ベースでお客の前でバーガーを焼いてくれる店があった。値段は当時でもマックの2倍以上だったが、ジューシーな本物のビーフの味は耐えられなかった。あのような味が再現されるのであれば是非行ってみたいな。でも、この商品設計を見る限りちょっと方向は違うようだ。日本ではどのような展開をするのだろうか。

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1個千円の高級ハンバーガー、モスバーガーが発売

2005年03月16日08時07分

モスフードサービスが新発売する「匠味十段」

 「モスバーガー」を展開するモスフードサービスは16日、ハンバーガーチェーンでは史上最高値の1000円(税込み)の高級ハンバーガー「ニッポンのバーガー匠味(たくみ)十段」を売り出す。外食単価のデフレ傾向に歯止めをかける「切り札」として開発した同社は「思い切った価格だが、十分お値打ち」とPRする。

 03年8月から発売している「匠味」シリーズの第4弾。熟練職人が作るパンと豪州産牛肉、トマト、レタス、ベーコン、卵など10種類の素材を重ねたベーコンエッグバーガーで、厚さは10センチ。作るのに注文から10分以上かかる。「最高段位」の意も込めて「十段」と名付けた。新商品は最近改装した「緑モス」約300店に限って1日10食限定で発売する。

 金山寺みそなどで作った和風デミグラスソースを別添えにし、ナイフ・フォークでも食べられる。卵の生産農家と調理の責任者の名前を記したカードも添える。

 外食業界では90年代後半から低価格化が進み、ハンバーガー最大手の日本マクドナルドが一時発売した59円のハンバーガーが「デフレの象徴」と言われた。だが、行き過ぎた価格競争が収益を圧迫したとの反省から、モスは「脱ファストフード」をめざして既存店を高級感のある店に改装する作業を進めている。改装店は従来の赤い看板を緑色に変えて「緑モス」と呼んで区別し、すでに全国の4分の1の店を切り替えた。