アジア開銀、複数のアジア通貨建て債を発行

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アジア開銀、複数のアジア通貨建て債を発行

 【シンガポール=野間潔】アジア開発銀行(ADB)は14日、100億ドル(約1兆1700億円)相当の債券を複数のアジア通貨で発行すると発表した。香港、シンガポール、タイ、マレーシアの各国・地域通貨を利用する。ADBが複数のアジア通貨建て債券を一つの枠組みで発行するのは初めて。アジア債券市場を育成する狙いだ。

 ADBはまずシンガポールで3億シンガポールドル(約220億円)の5年債と、香港で10億香港ドル(約155億円)の3年債を発行する。主幹事はそれぞれシンガポール政府系最大手のDBS銀行と英HSBC。ADBはこのほか、5年と10年のタイバーツ建て債券を65億バーツ(約200億円)発行する計画。マレーシアのリンギ建て債券も同国政府が発行を正式に認可する見通し。一つの枠組みで発行するため、通貨が異なっても発行ルールを変える必要がないほか、発行コストを抑えられる。今後同様の枠組みで債券を発行する場合、各国・地域の政府から新たに認可を得る必要はない。ADBのケンペン・ポンセナ副総裁は「この計画はアジア債券市場の育成にかなう」と説明した。 (23:51)

http://media.guardian.co.uk/site/story/0,,1872638,00.html

http://neweconomist.blogs.com/new_economist/2006/09/lazarus_larry.html
SummersがFTに毎月寄稿する予定のようだ。