国際商品の下落鮮明、原油は高値から2割

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国際商品の下落鮮明、原油は高値から2割

　【シカゴ＝毛利靖子】原油、金、穀物など国際商品相場の下落が目立ってきた。ニューヨーク原油先物は15日、一時1バレル62ドル台と直近高値から約2割下がった。大豆も1年半ぶりの安値をつけている。主要商品の値動きを示すロイター・ジェフリーズＣＲＢ指数（1967年平均＝100）は306.32と1年2カ月ぶりの低水準にある。ファンドなど投機筋が商品市場から資金を引き揚げつつある。

　背景には、レバノン紛争などで一時、緊迫が高まった中東情勢が落ち着いたことや、減速傾向にある米景気の影響などがある。穀物の豊作予想も作用している。  (16:10)