新JICAの誕生

来年10月に、低利融資の有償資金協力(円借款)を行ってきた 国際協力銀行(JBIC)の援助部門と、無償の技術協力を行ってきた国際協力機構(JICA)が統合し、新JICAが誕生する。新JICAは、外務省が行ってきた無償資金協力とあわせて、3種類の援助を一元的に行う執行機関になる。 統合のメリットは大きい。組織の合理化だけでなく、従来は7年以上かかっていた事業化調査から工事完了までの期間を半減することも目指せるという。「なぜこれまで一緒にやっていなかったんだろう」という声も聞こえてくる。

読売の川戸氏の寄稿。統合を全面サポートする論調。ただ、このペーパー自体は、日本のODAの規模がどんどん小さくなることへの警鐘を鳴らすのが結論。

平和国家・日本にふさわしいODAのあり方を真剣に問い直す時期が来ていると思う。

世界が平和で貿易がつつがなく行われている点を含め、改めて日本のODAの姿を議論すべきと強調。