外国人看護士ら受け入れ まず1000人インドネシアから

日経一面。インドネシアと締結したEPAに基づき、当初2年間で看護士ら1000人を受け入れる方針を決めたという(厚生労働省)。看護士は、インドネシアの国家資格を持ち、同国で実務経験がある者。介護福祉士は、インドネシア政府が認定したものに限る。前者が400人、後者が600人。1年目、2年目で半数ずつ。特別なビザの発給をうけ、日本語研修を受けた後、病院や介護施設で助手として就労しながら日本の国家資格取得を目指すという。国家資格を取得できれば、在留期限(看護士は3年、介護福祉士は4年)の制限なく働き続けることが出来る。受け入れ窓口は国際厚生事業団。フィリピンからも看護士ら1000人の受け入れを決定済みだがフィリピン側の手続き難航でEPAの発効が遅れておりインドネシアが先行しそうという。
看護士は全国で40千人が不足。介護職員も7年後には400千人ー550千人が不足する見通しという。
フィリピン側はもっと人数を増やしたいのか、それ以外の要件の緩和を求めているのか?
フィリピン、インドネシア以外では、タイが介護福祉士、ベトナムが看護士などの受け入れを求めているという。
解説にもあるように、イスラム教信者が多数を占めるインドネシア出身者への配慮が必要。病院でも介護施設でも、祈りの間をもうける等の準備は必須。
でも、小さいものの重要な一歩だと思う。