海外よりの観光客へのサービス向上とクロス円両替

日本での両替にクロス円もなにもあったものではないが、直接の両替とした分だけ両替手数料も本当にカットされたとすれば、プラスですね。実際の両替の事務を想像しても、わざわざ米ドルに直す必要はないはずで、両替事務もクロス円になっているはずです。
2008年5月9日日経夕刊

外国人が支える観光地(3) 大分県別府市
バブル崩壊後、ホテルや旅館の経営者が中心となって「外国人旅行者受け入れ協議会」をつくり、利用者の目線にたったサービスの提供に知恵を絞った。
たとえば、市内27の宿泊施設では、韓国ウオンや中国元を日本円に直接両替出来る。以前はいったん米ドルに両替してから円に替える必要があり、アジアからの観光客は両替手数料の二重払いを強いられていた。同協議会の粘り強い説得に金融機関側も折れた。
こうした努力が実を結び、2007年の別府市の外国人旅行客は245千人と01年の約2倍に膨らんだ。