省エネ・省電力と高齢者

CO2排出削減が議論されていたころは、営業の自由や利用者の利便性をたてに深夜営業を自粛する動きはあまり出なかった。しかし、今回は省電力の要請があったとしてスーパーの中にも営業時間を大幅に短縮したり、ネットでの注文受付を停止しているところがあるようだ。でも、これは高齢者にとっては厳しい環境。結局、災害をはじめ緊急時への対応を考えないまま作り上げたサービスがもろくも崩れ、社会的弱者がその犠牲になっているような感じを持つ。何がライフラインなのか、それは鉄道をはじめとする交通機関だけなのか、社会インフラの供給が供給者の裁量にゆだねられると、供給ストップを理由に経済活動が色々な面で歪みをもたらす。