2008-01-01から1年間の記事一覧

IMFに新興国向け緊急融資制度創設の提案

日本が週末のIMF総会で提案するとの報道。 確かに、アイスランドの金融危機は、大手金融機関の資産規模がアイスランドの経済規模の6倍(最大手)、3.7倍(第2位の銀行)と大きく、ロシアから5500億円の借入交渉を行っているという。アイルランドも瀬府による…

大分涼しくなりました

秋晴れで気持ちの良い休日となりました。このまま行ってくれれば良いのですが、昔聞いたインディアンサマーということばをふと思い出しました。今日は、用事があって勤務先に出勤。もうすぐ帰宅します。

送金ミス

起こりうる話だと思いますが、どのように事故や不正を防ぐ手立てがされているか、オペレーショナル・リスクの管理の話ですね。 米証券大手リーマン・ブラザーズが破綻した15日に、ドイツの政府系金融機関である復興金融公庫(KfW)が誤って約3億ユーロ(…

リーマン破綻、メリルの被買収

10年に一度の大きな動きが米国金融市場で生じた。金融市場の直接の関係者とすればこれから徹夜になりかねないところ。 リーマンの破綻の可能性は個人的には4割程度かと思っていたが、どうも報道で米国の当局者のトップが集っていることが報道され、ひょっと…

Lehman Brothersなど

日本が3連休の間に米国金融市場ではいくつかの大きな進展があった。Lehman Brothers の破綻は可能性40%程度はあるかな、というところだったがこれ以上公的資金注入を行 いたくない米政府を前に、買収の名乗りを上げる大手金融グループはなく、逆にメリル が…

Lehman Brothers

注目されていたリーマンの発表だが、第3四半期業績「予想」39億ドル損失が予想を下回ったとのことだが、他に商業不動産関係の資産の大半をスピンオフし、投資マネージメント部門の薬55%の持ち分を処分し、配当を68セントから5セントにカットするという内容…

備忘

2-4日は2年生とのゼミ合宿。かなり作業が進んだし、参加者間のチームワークも強まったと思う。 3年生からはゼミ合宿の希望があがってこなかったが、ちょうど1日から短期インターンシップを受けている学生も何人かおり、手が回らなかったという事情もありそう…

Fannie and Freddieの救済(IMFコメント)

IMF専務理事によるコメントが、当局よりのポジティブなコメントとして参考になる。http://www.imf.org/external/np/sec/pr/2008/pr08202.htm「詳細は研究中だが、財務省がこの2機関のビジネス活動を明確に支援していることが 主たる特色。これによって今後15…

Fannie and Freddie

東アジア市場がオープンする前のタイミングで、2つのGSEの救済策が発表された。1.まず、財務省はGSEとの間に優先株購入契約(Preferred Stock Purchase Agreements)を結び、2つのGSEはconservatorshipに置かれる。各公社はまず10億ドルずつ発行し、経営…

首相辞任に思う

前首相がストレスにさいなまれる形で政権を放り出したのに対して、この首相の辞任の方法は、あくまで主体的な決断に基づくものだと思う。おそらく、内閣総辞職を行うとすれば、このタイミングがベストで、野党が総裁選を行わずに無投票で総裁選を行うタイミ…

Bernankeがデリバティブの決済関係で話し合いをしている

お相手はCMEやNYSEのトップhttp://www.bloomberg.com/apps/news?pid=20601068&sid=aBDDcYvIKUdE&refer=economy

規制監督者のハンディキャップ

ノートしました。http://calculatedrisk.blogspot.com/2008/08/why-are-regulators-always-behind.html1. 議会が何も行わないことあるいは(大統領による)方針の表明によって縛られること(Congressional inaction or mission statementsと表現されています…

たいめいけん

古いが前に三越に出ているたいめいけんで。

Fannie Mae and Freddie Mac

Fannie Maeは20億ドルの3,6ヶ月物債券を、また、Freddie Macは10億ドルの1ヶ月物債券を発行したが、投資家の買い意欲が強く、それが両機関の株価を引き上げたという。Fannieの3ヶ月物10億ドルの債券は2.58%p.a.と同期間の米国財務省証券比0.89%高い水準にと…

とっぽい焼酎

http://www.cadbox.co.jp/sekiya/kuramoto2/oita-minami-syuzo.asp 知り合いからいただいた とっぽい。 なかなかさっぱりした味、いける。

中国の保険会社が不動産投資を認められる

まだそんなことも認められていなかったのかと驚いたが、不動産市場にはプラスの影響を与えるのではないか。

中国の財政刺激策についての観測記事

JPMorganのFrank Gongの出した予測記事が、政府筋のリークをベースにしたものかどうかが話題となった模様。で、結局、彼自身の調査によるものとの説明がされた模様。 彼の予測というのは、中国の最高指導部が、2000-4000億元の財政刺激策パッケージを考えて…

世の中狭いですね

壁に耳ありならぬ、隣人は切れ者? http://blog.goo.ne.jp/ikedanobuo/e/b6f0c0ed2643495355eb0b89f8082e24 さすがに動かぬ証拠になってしまうのでしょうか。

Fannie and Freddie

堀子さんは、金融市場の問題の根っこを掘り当てて明確に簡潔に指摘するのが優れた人だと思うが、この問題でも真骨頂を見せる。 http://plaza.rakuten.co.jp/isWallStreet/diary/200808190000/ 米国債を保有していたら、いつの間にか裏付けとなるのはベアスタ…

サブプライムローン問題

気がつくのが遅れました。きちんと要領よくまとめられています。ただ、私は、Rogoff教授のインタビューにそこまでの深読みはせず、これが米国の市場関係者の見方に近い、言い換えればそのようなシナリオが既にこれらGSEsやリーマンの株価などに既に反映され…

金融機関への流動性供給とECB

ECB Wellink ECB理事へのインタビュー記事が紹介されている。金融機関への流動性供給に縛りをかけるべきとの主張。http://www.creditwritedowns.com/2008/08/ecb-has-to-stop-propping-up-banks.html

Roubini教授の主張

サブプライムローン問題ではなく、米国の金融システムがサブプライムであることの問題。http://www.rgemonitor.com/roubini-monitor/253399/bloomberg-heres-to-hoping-nouriel-roubini-is-proven-wrong-by-william-pesek/

Fannie and Freddie

http://mrmortgage.ml-implode.com/2008/08/22/fanniefreddie-bailout-who-gets-thrown-under-the-bus/両機関への救済が行われた場合、金融市場はどのように反応していくのだろうか。色々想いを巡らす必要がありそうだ。

バーナンキ他

http://www.msnbc.msn.com/id/26344834/ ジャクソンホールでの様子が報道で流れてきている。 バーナンキは金融システム監督の見直しの必要性を訴えている。このコンファランスで議論するに適したテーマだろう。 カンザス連銀のホームページには何時乗るのか…

ゲームをコントロールできる者はいない

http://globaleconomicanalysis.blogspot.com/2008/08/lehman-treasury-fed-have-lost-control.html なるほどという印象を抱く。カネの流れが大きくなり、国境を越え、そのスピードも速くなると、こういう帰結しかないだろう。

Fannie MaeやFreddi Mac発行の優先株が底打ち

Fannie Maeについては週を通しては25.7%の下落だったが、金曜日については2.1%上昇して引けた。その背景が、両機関の優先株を保有する地方銀行へのインパクトだという。さらには優先株が金融機関や証券会社の資本増強に果たしてきた役割への配慮もあるとい…

ちょっと増資には応じられないかな

韓国と中国の金融機関がアプローチされたという話。 http://www.ft.com/cms/s/0/586ed412-6ee6-11dd-a80a-0000779fd18c.html

噂は怖いがーー

残っているクレジットラインの一つが停止されたとの噂? http://yourmortgageoryourlife.wordpress.com/2008/08/21/fed-freaks-over-lehman-credit-lines-credit-suisse-denies-rumors/

植村信保さん 経済教室 生保経営統治向上急げ

ペンローズ報告書にならった日本での破綻中堅生保7社の分析。非常に興味深い。企業 統治を向上させ、破綻リスクを高める内的要因をコントロールすることがもっとも重要 な要因としている。この点、経営陣自らがリスク管理への意識をたかめるだけではなく 、…

Fannie and Freddie

IHT.両機関のあり方を抜本的に見直すべきとの議論が出ているという。いったん国有化 した上でより小さな機関に分割し、時間をかけて消滅させる案、あるいは、資金調達能 力に制限をかけた上で通常の住宅ローンといったコアの領域にビジネスを限定する案な ど…