Lawrence Taub氏にお会いしました

Lawrence Taub氏にお会いすることができました。幸運でした。

The Spiritual Imperative  Sex, Age, and the Last Casteのご本もその場で購入させていただきました。この連休前に入手することができたのは幸運でしたが、それ以外に、タウブさんの何ともいえない不思議な知的雰囲気に魅了されました。これだけの分量(240ページあまり)ですとふつうに読むとあっという間に2週間程度はたってしまいますが、文章の一つ一つは比較的短く読みやすそうな感じです。連休中も、色々用事に追われますが幸い大きな仕事の宿題はないので、少し読めるかもしれません。

17日からミュンヘンにしばらく滞在されるそうです。同地にはタウブさんのwebsiteをみてくれている人がいるとのことで、少し改良を加える計画がある由。しかし、Googleで検索すると私のこのブログを探し当てた、とタウブさんにいわれてびっくり。ブログというのは大変な情報電波の力があるようです。

その後ででも感想を聞かせてほしいといわれました。私も、素人ではありますが、このテーマは東アジアの地域協力や経済統合を考える上でのヒントを与えてくれるような気がします。正直に言えばそのような気がしてこの出会いを受け止めているといって良いでしょう。たまたま、たとえば、日韓のFTA交渉はなかなか進んでいませんが、色々な個別具体の話をしっかり押さえてそれぞれに解決策を考える重要性と、もうひとつ、長期的な構想をこの地域で暖める必要性の双方を感じます。長期的な構想というと、日中韓の連携が必要、歴史的和解が必要といった話と、政治家のリーダーシップが必要という話なのでしょうが、あるいはタウブさんの著作に何かヒントはないか、そんな少し欲張った考えもあります。日本に長くおられて、東洋の宗教、文化にも通じているタウブさんの著作からはどのような発想を得られるでしょうか。わくわくするところです。是非、一度タウブさんを囲んで有志で意見交換会等開いてみたいものです。ミュンヘンから数週間で日本にまた戻られるようなのでまたコンタクトしたいと思っています。

翻訳の話が内田樹さんのブログに出ていましたが、日本語に倒すのは結構気を遣いそうですね。マルクスインド哲学もそれからマックスウエーバーといったあたりも一通りの言葉遣いをマスターする必要がありそう。これは専門家の方でないと難しそうな気がしました。

さすがに昨日は午後8時から9時過ぎまで話し込んでしまい、今日はぐったりという感じですが、何か洒落ではありませんが、Spiritual Imperativeを少し得られたかもしれません。