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イスタンブール4日共同】東南アジア諸国連合と日本、中国、韓国(ASEANプラス3)は4日、トルコの
イスタンブールで
財務相会議を開いた。
金融危機などの緊急時に米ドルなどを融通し合う通貨交換協定(チェンマイ・イニシアチブ)の資金枠を倍増し、総額800億ドル(約8兆3400億円)近くまで拡大させることで合意した。
ヘッジファンドなどの投機資金の流れが世界的に拡大しているのを踏まえ、各国は危機の再発防止に強い決意を表明。アジア地域は貿易、開発に続き通貨・金融分野でも相互依存を深める。
共同声明は、金融協力について「自助努力の枠組みである通貨交換協定を強化する決意を再確認した」とした。