モニターカメラ 夕刊フジBLOG

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2005.05.07

使えるネットワークカメラ、続々登場

pc20050418-1.jpgpc20050418-2.jpg【パソコン/インターネット】
 「ネットワークカメラ」が充実してきた。パソコンに接続してテレビ電話のように使う「ウェブカメラ」とは違う。パソコンなしで動作し、直接LANに接続して離れた場所に画像を送るカメラだ。(2005.04.18掲載)

 これをインターネットに常時接続しておけば、世界中どこからでも映像が見られるようになる。ただ、自力でこれを設定するのは少し面倒。カメラの発売元などが一般ユーザー向けに有料・無料のサービスを提供しているので、これを利用すればいい。
 ネットワークカメラの主な用途は
▽外出先からペットの様子を見る
▽別居している高齢の親の様子を見る
▽不在時の来訪者を見る
▽出張時に自宅の居間の様子を見る
▽駐車場の様子を監視する
▽ストーカー対策
 ―など。気になる場所に設置して、パソコンや携帯電話などでいつでも見られるようにするのだ。
 ネットワークカメラには、リモート操作で上下左右にスパンしたり、ズームする機能がある。無線LANタイプならば面倒な配線も必要ないので設置も簡単。ただし、現在市販されているカメラはほとんどが屋内用。雨などを避けるため、駐車場や玄関先を監視するときは窓越しに設置することになる。
 パナソニックの「BL―C30」(実勢価格4万1800円)=写真左=は人感センサーと画像転送機能を装備。ペットが動いたり人が来ると画像を転送する。別売りの録画プログラム「BL―CP200」(同1万9800円)を使うとパソコンに録画できる。
 サンヨーの「ホビカ」(同6万5100円)は赤外線リモコン機能付き。外出先からエアコンや照明のオンオフもできるので、外泊時の防犯対策にもなる。
 コレガの「CG―WLNCPTG」(同3万4800円)=写真右=は360度のスパンが可能(他社は180度程度)。天井に設置すれば室内すべてを監視できる。
 I/Oデータの「クウォッチ」(同1万5800円)はマイク内蔵で音声付き動画が見られる。ペットや子供の様子を見るには最適。携帯電話での操作も簡単。ちょっと見たいだけの人向きの廉価版だ。
 ただ、人や部屋の様子を見るときはプライバシーに注意。親や子でも相手の了承を得よう。また、ネットを介して他人がアクセスできないように設定することも忘れずに。導入前によく検討し、販売店にもきちんと相談しよう。
パナソニック「BL―CP200」→
コレガ「CG―WLNCPTG」→