温家宝：外部の切り上げ圧力に屈せず、自発的に 2005/05/17(火) 09:07:44

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温家宝：外部の切り上げ圧力に屈せず、自発的に 発信：2005/05/17(火) 09:07:44

　　中国の温家宝・首相は１６日、北京市で米国の商工会代表団と会談し、「人民元レート改革は中国の主権問題に属し、外部からの圧力には屈しない」「経済問題を政治化しても、問題解決の役には立たない」などと提言。切り上げを声高に求める米国の姿勢を批判した。１６日付で新華社が伝えた。

　　温・首相は、人民元レート改革について、「社会主義市場経済体制を確立することで必要なものであり、金融改革の重要な部分だ。我々の一貫した方針でもあり、確固不動の決意をもって進めていく」「マクロ経済環境や金融改革の進展状況、国際貿易への影響などを考慮しながら進める」などと語った。

　　さらに、「ここ２年間、中国はレート改革に向けて各分野から積極的な条件創りを進めてきた。中国は責任ある国家として、レート改革による周辺国家、地域ひいては世界経済への影響を考えている」と中国政府の基本的な立場をあらためて明示。

　　また、「条件さえ揃えば、外部からの圧力を受けなくとも、自発的にレート改革を行う。条件が整わなければ、巨大な圧力を受けたとしても、我々が軽々しく（人民元の切り上げを）行うことはありえない」と述べた。（編集担当：田村まどか）