新興国債券で運用の投信、残高5割増・個人に人気 NIKKEI NET:主要ニュース

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新興国債券で運用の投信、残高5割増・個人に人気

 アジア、中南米など新興国の債券で運用する投資信託への資金流入が続いている。残高は過去1年で5割増え、6月にも4000億円を突破する見通し。預金の払戻保証額を元本1000万円とその利息までとするペイオフが4月に全面解禁され、リスク覚悟で高い利回りを求める個人投資家が購入に動いている。

 BRICs(ブリックス)と呼ばれるブラジル、ロシア、インド、中国をはじめ、経済成長が目立つ新興国の10年国債利回りは4―10%程度。債務返済能力や為替リスクといった問題もあるが、1%台の日本を大きく上回る。国内で設定し、新興国債券で運用する追加型投信は現在19本。残高は約3800億円(QUICK・QBR調べ)と、1年で1300億円増えた。  (07:00)