技術志向の経営成功の秘訣ー誰も持ち得ない戦略技術がない世界の競争戦略
興味深い指摘。そんな見方もあるのだろうなあと思いつつ。
リンク: 雑種路線でいこう - 誰も持ち得ない戦略技術がない世界の競争戦略.
数少ない「技術志向の経営」に成功しているベンチャーの系譜をみていると、いくつかの共通した競争戦略が浮かび上がる。
- 価格はマーケットインで決めよ
- 既存技術の費用構造の歪みに気づけ
- 分かりやすく差別化された顧客体験を提供せよ
- 技術的には賢い競合他社ほど真似しない馬鹿をしろ
- 先行他社が真似できない傍若無人な事業構造をつくれ
- 仕組みや提携を梃子に、早くから多数の顧客へのリーチを持て
- 誰よりも速く技術を市況品化・相互接続し、他社の投資意欲を殺げ
- 競合他社が追いつく前に外部性と経路依存性を確立し、動く標的となれ
次回以降、いくつかの具体的なケースについて、これらの特徴がどう当てはまるかについて検証し、日本でなかなか「技術志向の経営」が行われない産業構造上の理由を考察する。
とても楽しみです。