ベトナム共産党大会(備忘)

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ドイモイ20年、改革加速へ 18日から越共産党大会

 【ハノイ14日共同】ベトナム共産党は18日から25日までの8日間、第10回党大会をハノイで開き、今後5年間の政治方針と指導体制を決める。社会主義市場経済システムを導入した「ドイモイ(刷新)」政策の20年を総括、世界貿易機関WTO)加盟を視野に経済発展を最優先し、同政策のさらなる加速を打ち出す。

 共産党一党独裁体制を維持しているが、高度成長の一方で深刻化する汚職や貧富の差の拡大で市民の不満と民主化要求はこれまでになく高まっており、大きな転機の中での大会となる。

 焦点の指導部人事では、序列2位のチャン・ドク・ルオン大統領(68)、同3位のファン・バン・カイ首相(72)の退任が決まる予定。最高指導者のノン・ドク・マイン書記長(65)は続投の見通しだが、運輸省を舞台にした汚職事件が党中央委員会などへも拡大し国民の批判が高まっており、交代の観測も依然くすぶっている。