生の終わり

40代後半から50代半ばというのは、仕事の上でも結局無理がたたって突然生を終えるというケースにときたま遭遇する。自分の身近の人であればあるほど悲しみは強いのだが、さほど身近ではなくとも、自分の交友関係にあるひとであれば特別の悲しみを覚える。おそらく、本人は生を絶たれる瞬間無念な思いに身を引き裂かれる思いがしただろう。今日の日経の記事の中に、ガンはガン細胞ができてから発症までに10年程度を要するが、検診に努めても発見できない場合があり、やむを得ず死を受け入れなければならないケースがあるとして、3段階の備え、即ち、死を受け入れる覚悟をするように求める話が載っていた。このように、いつ何時、事故を含めて起こりうる死をどのように受け入れるのかについて、やはりこの年代の人達は普段から良く準備しておく必要があるのだろうと思った。遺言状を書いておくことも一つだし、必要最小限の生命保険に入っておくこともそうだが、それ以外にもいくつかやっておくべきことがありそうだ。周囲にそのような話がポツポツ出てきてそんなことを思った。亡くなった人達一人一人にあらためて合掌。