ハノイやホーチミンの大気汚染

バンコック以上に大気汚染が進んでいるとの記事が土曜日のIHTの一面に出ている。PM10(粒子径が10ミクロン以下の粒子状物質)の濃度はバンコックの2倍という。

リンク: Air pollution fast becoming an issue in booming Vietnam - International Herald Tribune.

何となく、空気が悪いなという感じはしていたが、実際に突きつけられると事の深刻さを思い気持ちが暗くなります。

(追記)現地で深呼吸をする気になれません。何か空気がよどんでいるような気がします。それは、細かな粒子が大気中に含まれていて、これらが肺にはいると色々な疾病の原因となる可能性が高いということですから、今回の記事内容はこの深呼吸できないという感覚を裏付けるものともいえるでしょう。北京>デリー>ホーチミンハノイの順に悪いのだそうです。

一方で、ベトナムは良質の原油を産するのですが、それらは輸出されてしまい、代わりに、質の悪い原油を輸入していてそれが大気汚染の原因になっている。EUの旧基準を採用しているが、実際には腐敗、汚職で、これを守る向きが少なく、基準を上回る物質を含んだ原油が引き続き販売されているという実態。ベトナムの最大の問題点といわれる腐敗、汚職の問題につながっているところに、この問題のベトナムに取っての深刻さを感じます。