短期金融市場整備の必要性を説明しました

アジア開発銀行国際協力機構の依頼で、ASEAN各国(フィリピン、インドネシア、マレーシア、タイ、ベトナムカンボジアラオス、)の財務省中央銀行よりの参加者を前に、債券市場整備・振興にあたって短期金融市場整備が重要であることを説明しました。

講義時間は1時間程度でしたが、参加者から色々質問、意見も出て、大変、手応えのあるものとなりました。久しぶりに英語で話しましたが、参加している皆さんの強い関心が伝わってくるものとなりました。

ABMIもここまで進んできましたが、個別のテーマとは別に、金融市場全体との関係で工夫する余地がありそうです。また、債券市場整備という側面からは各国の為替管理、資本コントロールは障害と考えられますが、通貨危機のトラウマから抜け出せない以上、それをある日突然撤廃するのは現実的ではありません。色々なsafety netも整備しながら、各国それぞれが金融システム、金融市場のインフラを整備していく必要があります。そこで大きな役割を果たすのが短期金融市場なのです。

このテーマについては、近々中間報告的なものになると思いますが、ペーパーをまとめることができればと思っています。