プロ野球振興策

28日にラジオで、Jリーグが人気を保っているのは地元ファンのサポートが大きい、プロ野球でも地方に根拠地を置く球団の多いパリーグは今年は大きく伸びたが、セリーグは逆に落ち目となった、との指摘を聞いた。話していたのはどなただっただろう。

週刊ダイヤモンドの新年合併号に二宮清純氏が、日本球界の反映は共存共栄の理念に立ち返ることから、として、メジャーリーグでは球団間の収益格差を補うための制度がいくつか用意されていて、その代表例として収益分配システムを挙げる。各球団からチーム純収入の一定割合を徴収し、集めた資金を全チームに均等分配するというもの。ヤンキースの場合は純収入の34%にあたり79百万ドルを拠出した。純収入の少ない球団は拠出金よりも戻ってくる分配金の方が大きくなるという。

ゲームを面白くするための仕掛けを、個々の球団の創意工夫、個々の球団の自由競争だけにゆだねていてはいけないのかもしれない。選挙資金だって同じような仕組みがそういえばある。