快適な長距離飛行は可能か

2月6日のAsian Wall Street Journalの別刷に私としては面白い記事を見つけた。

題してGoing The Distance
STAN SESSER さんという同紙のStaff Reporterによるものだ。

今度新しい機材(Airbus340-500)で飛ぶようになったSQ20これはSingaporeとLos Angelesの間、14,102 kilometerもあって世界一長いnon-stop flightらしい。これに乗った70歳の人の話から始まる。何でも奥さんには同乗を断られたらしい。

シンガポールからは16時間、どうも戻りは18 1/2 時間らしい。いくらなんでも長いよね。でも
"I love it,"
"I can cocoon myself in my own world. It's thinking time; I don't have to talk to anyone." I
なんだそうで、
"I once took the train from Sydney to Cairns, and that was boring. You can't cocoon."

一番怖いのは"economy-class syndrome"だが、313人搭乗を前提に設計されている機体らしいが、ビジネスクラスwの64人を含めて181人しか載せないらしい。エコノミーでも2-3-2にして横一席を減らし、前後の間隔も94cmと通常の81cmより広くリクライニングもより倒れ、座席毎にパソコンの電源が着いているらしい。

この記事にはflight attendants達への配慮の話も出てくる。

でも、世の中がエコノミーで飛ばなきゃというご時世に、とにかくスペースを確保して快適な座席を提供してくれるという話が悪いはずはない。願わくは、もっと近距離の便でも同じような配慮が一般になって欲しい。そういえばこの4月下旬より日本航空が日本国内の便でスーパーシートのサービスを落としつつ席数を増やすが、一番ありがたいのは値段を3000円から1000円に下げてくれることだ。これは、中高年で疲れやすい私にとっては、実家との往復等で本当に助かる話になりそうだ。