病気を防ぐ眠り方 - [睡眠・快眠]All About

睡眠不足は体に良くありません。

眠いときは我慢せず仮眠してから仕事をしましょう。でも仮眠が深い睡眠になってしまう人、よほど体調が悪いのだから早引きしましょう。

IIMAは、無理をしてサービス就業をする人は必要としていないと思います。

病気を防ぐ眠り方 - [睡眠・快眠]All About

睡眠不足が続いていたら、風邪をひいてしまった。逆に、風邪気味だったけど、早めに寝たらすぐに治ったという経験は誰にでもあるはず。これは、睡眠が免疫力と大きく関わっているからです。そこで今回は、病気と睡眠の関わりを探りながら、病気を防ぐ眠り方を考えます。

寝不足が続くと、免疫力が低下する

米国メリーランド州にある国立精神医学研究所のキャロル・エヴァーソン博士は、眠りを奪われて死亡したラットの様子が、末期のガン患者によく似ていることに注目。改めて調べ直したところ、そのラットが血液の細菌感染によって死んだことを発見しました。この発見で興味深いのは、命を奪った細菌が、特別な菌ではなく、ラットがいつも接触していた菌だった点です。いつもは、体内にその菌が侵入しても、免疫組織が攻撃して排除していたのに、睡眠を奪われたラットは、免疫機能が働かず、抵抗力が低下していたため、その菌を排除できなかったためだと報告しています。

人で行った調査でも、十分に寝ている人と睡眠不足な人に健康状態を聞いたところ、睡眠不足の人のほうが、2〜3倍の割合で健康がすぐれないという結果が出ています。また、風邪をひいたときなどには熱が出たり、いつもより眠くなったり、また、睡眠時間も長くなるといわれていますが、これは免疫組織が細菌と戦って処理しているためだと考えられています。

免疫力を上げるには、バランスのとれた食事、規則正しい生活、ストレスをためない、よく笑うなどといったことが有効といわれていますが、十分に眠ることも不可欠なのです。

*免疫力を低下させないためには、紫外線にも注意。目覚めをよくし、夜のメラトニン分泌にもかかせない太陽ですが、浴びすぎると活性酸素を増やし、免疫力を低下させる原因になるので、直射日光なら1日30分以内を目安に。できれば窓越しの光を十分に浴びるようにしましょう。

◆◆風邪をひかない眠り方◆◆

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1.まめに掃除をして寝室のホコリに気をつける/ホコリは30cm以下に滞留するので、布団よりも少し高さのあるベッドにし、空気清浄器などを使用して眠りましょう。

2.寝具やパジャマは常に清潔を心がける

3.パジャマは吸湿性・通気性のいいものにする

4.乾燥を防ぐ/風邪の細菌は乾燥した環境で感染しやすいといわれているので、加湿器などを使って乾燥を防ぎましょう。

5.冷えに注意する/身体が冷えたときにも免疫力は低下してしまうので、身体を冷やさないように注意しましょう。とくに、お腹を冷やさないよう、寝相が悪い人は腹巻きなどを活用して。また、冬の間は首や肩なども冷やさないように注意。

6.口呼吸に気をつける/細菌は粘膜から侵入しますが、鼻呼吸に比べ、口呼吸をしているほうが、細菌が侵入しやすい傾向があります(鼻は鼻毛などフィルターとなって細菌を排除する)。また、睡眠中は唾液の分泌が少なくなり、咽頭に付着した細菌やウィルスが繁殖しやすくなります。そのため、睡眠中、口呼吸になりやすい人は風邪をひきやすくなるので要注意。枕の高さが合わなかったり、うつぶせで眠る習慣のある人、噛み合わせが悪い人、花粉症などで鼻がつまっている人、いびきをかきやすい人などは口呼吸になりやすいので改善を。

どうしても口呼吸になってしまう人は、加湿器を使用して乾燥を防ぐのが手ですが、民間療法ではマスクの内側に少し湿らせたカーゼなどをあてがい、口部分だけにマスクをして眠るのが効果的だといわれています。ただし、乳幼児や睡眠時無呼吸症候群の人は、マスクによって一層呼吸が妨げられてしまうことがあるのでマスクの使用は避けましょう。

7.昼寝をする/昼寝は、日中の眠気を解消するだけでなく、免疫力をアップさせるのに有効だといわれています。

米国メリーランド州にある国立精神医学研究所のキャロル・エヴァーソン博士は、眠りを奪われて死亡したラットの様子が、末期のガン患者によく似ていることに注目。改めて調べ直したところ、そのラットが血液の細菌感染によって死んだことを発見しました。この発見で興味深いのは、命を奪った細菌が、特別な菌ではなく、