東アジアインターネット接続事情

備忘まで今回の各国ホテル滞在で感じたことを書き留めておきたい。

1.LANでの接続がどの国でも一般化している。Singaporeや香港といった電話回線がしっかりしているところでもホテルは有料LANを提供しているが、接続は余り安定しておらず日中アクセスが集中する時間帯を中心に接続が途切れることも珍しくない。最高級の欧米ホテルではそうでもないのだろうが一般のビジネスホテルではそうはいかない。

2.対処策としては以下が考えられる。実行できた物もあれば実行できなかったものもある。

(1)電話線接続のためのモデムセーバーを持参し、プロバイダーの現地提携先と電話接続で利用する。(今回モデムセーバーを持参しなかったがSingaporeのスイ○ホテルの貧弱な接続に比べればおそらく電話線接続の方がベター)。

(2)LAN接続が安定しなくてもあきらめない。ホテルの中にはロビーやビジネスセンター付近で無線LANのサービスを提供している。部屋で利用していれば無料あるいは無線LANであればもともと無料というところもある。有線LANの問題は回線が「細い」ことにあり無線LANは比較的速度も確保されていることが多いようだ(Singapore、ジャカルタ)。

(3)LAN接続が安定しないとメールソフトがうまく機能しない。私のoutlookシュリケンも、結局メールを読み取れず、webメールのお世話になった。webメールではただし私の勤務先で利用しているものも、ニフティのものも、どうも接続がうまくいかないことがおおい。セキュリティ対策を万全に施すと接続環境がよくないところでは接続自体が不安定になるような気がする。結局全てのメールをヤフーに転送し、ヤフーメールでメールの返信を行った。

(4)webメールは結構使える。ホテルでもインターネットへの接続だけであれば無料で利用させてくれるビジネスセンターもある。空港でも、Singaporeでは、15分間まで無料で利用できるパソコンを空港内の複数箇所に置いてくれていて便利。昔はSingaporeや香港の空港は市内への電話が無料という配慮があったが、インターネットの無料接続はSingaporeだけだろうか、なかなか便利。アセアン内での飛行機の乗り換えはやはりSingaporeが一番便利かもしれない。

3.パソコン自体を軽くしておくことが必要。余計なソフトを外し不安定なLANに対応できるようにしておくこと。上の2(3)に関係するが。