東アジア首脳会議、豪とＮＺが参加へ : 国際 : YOMIURI ONLINE（読売新聞）

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東アジア首脳会議、豪とＮＺが参加へ

　【ビエンチャン＝林田裕章】今年１２月にマレーシアで開かれる初の東アジア首脳会議に、オーストラリアとニュージーランドが参加する見通しとなった。

　既にインドの参加は固まっているため、サミットは、東南アジア諸国連合（ＡＳＥＡＮ）プラス日中韓の１３か国に、インド、豪州、ニュージーランドを加えた１６か国で開かれることになりそうだ。

　豪州は、１８日から当地で開かれているＡＳＥＡＮ地域フォーラム（ＡＲＦ）の高級事務レベル協議に出席、ＡＳＥＡＮがサミット参加の条件としている東南アジア友好協力条約（ＴＡＣ）への調印に、前向きの意向を表明した。複数のＡＳＥＡＮ筋が明らかにした。ニュージーランド政府は既に９日、ＴＡＣ調印の方針を発表している。ＡＳＥＡＮ高官は、「サミットには豪州もニュージーランドも参加することになろう」と語った。

　ハワード豪政権は、米国との同盟関係とのかねあいや、ミャンマーの人権問題について発言しにくくなることなどを理由に、ＴＡＣへの調印を拒む姿勢を見せてきた。ところが、ＡＳＥＡＮが４月の非公式外相会議で、サミット参加の条件としてＴＡＣ調印を掲げたために、方向転換を余儀なくされた格好だ。

（2005年5月20日3時5分  読売新聞）