金融市場の動きと関連づけること

金融や国際金融の講義を担当しているのですが、時事問題、特に最近の金融市場の動きと関連づけた話をすることが重要だと思っています。

金曜日の講義の冒頭では以下のようなことを話しました。

印紙税引き上げに端を発する中国の株式市場下落の話を紹介。今回は大きな影響なかった。その理由として、米国の景気が比較的堅調であること、日本も力強さはないものの景気回復途上にあること、それに、2月末の下落の際に結局深刻な結果とはならなかったという学習効果が働いていること、を挙げた。最後のところは、市場心理に着目したテクニカル分析に通じるところがあることにも言及。

今日の日経日曜版の書評では、武者陵司さん、水野和夫さんの近著を取り上げて紹介していますが、グローバルな金融の動きは常にそうですが、今年後半は例年以上に大きな話題になりそうです。この2つの近著はいずれもとてもよい教材かもしれません。今読んでいるところです。