スラッシュドット ジャパン | RADIUS不要で簡単構成なセキュア無線LAN

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家にAP5台 曰く、

Tech-On!MYCOMジャーナルの記事によると、 トリニティーセキュリティーシステムズから、新しい高セキュリティ技術「IPN-WLAN」を組み込んだ無線LANのアクセスポイント「IPN-W100AP」と無線LANカード「IPN- W100CB」 が発売された模様だ。

特徴は、エンタープライズ用途で必要とされる無線LANセキュリティの実質的な標準レベルであるIEEE802.11i (もしくはWPA2 Enterprise) レベルのセキュリティを、アクセスポイントとクライアントカードだけの構成で実現できることらしい。よくある中〜大規模無線LAN構成に必要な、無線LANスイッチ、 RADIUSサーバ、認証局などは一切不要と言うこと。

技術的にはAES128bitの暗号化に、高知工科大の清水明宏教授が開発したワンタイムパスワード型相互認証アルゴリズム、SAS-2を組み合わせた「IPN」(Identified Private Network) を搭載している。一度アクセスポイントとクライアントカードの間で認証を行うと、パケット毎(フレーム毎)に相互に認証しつつ、認証鍵を更新していくとのこと。

トリニティー社やSAS-2技術は日本発ということで、今後の動向に注目したい。ワイヤレスのSI関連の仕事をやっているタレコミ人にとっては、RADIUSもスイッチもいらないというのは、結構魅力かも。