学士力関連

http://www.hirosaki-u.ac.jp/kyosyokuin/koutou/koutou12.html
転送されたものを見つけたが、このあたりが実は文部科学省の現時点での見解か。

【編集後記】

   学士課程教育に関する審議経過報告の意見公募が始まりました。報告は、「ユニバーサル段階」の到来を積極的に受け止めるとし、大学進学率50%を過剰とする立場をとらないとしています。
   これに関しては、一部のメディアからは「過剰な大学の淘汰が先」等の批判もあります(9月19日日経新聞夕刊2面)。
   今後、教育振興基本計画の策定に向けた議論も本格化します。高等教育財政の在り方に関する社会的合意を形成していく上で、こうした基本的な点をめぐる率直な論議をしていく必要がありましょう。
   ちなみに、大学分科会委員である金子元久氏は、近著『大学の教育力』の中で、大学の大衆化がいち早く進んだ米国の状況を概観しています。「民主社会を支える心性の育成」等を高等教育の使命とする強固な信念や価値観、それを反映した連邦政府や州政府の政策。
   最新のOECD統計は、改めて彼我の違いを示すものになっています。

     (高等教育局企画官 鈴木敏之)