自分のアイディア商品を作れますか?

2月9日の朝日新聞夕刊 シューカツ学生ここが聞きたい 良品計画 人事課長 太田一平さん

「アイデア商品を作れますか」と(就活の学生から)聞かれれば、「作れません」と答えています。入社志望者の半数以上が商品開発志向なのですが。

なぜなら、自分の「アイデア商品」とお客様が求めていらっしゃる商品は必ずしも一致しているとは限らないからです。「無印食品」はお客様の視点、生活者の視点を最重視しています。求められているものであれば、もちろん商品化できますが、「作りたいから」だけで作るのはエゴになってしまいますし、商品自体が店内で孤立してしまいます。

この記事が載っているページは毎週土曜日の夕刊で特に就活関係でページをとって面白い記事構成をしていると思う。

他には、明治大学の教育支援部の方が、エントリーシートや筆記試験についてインタビューに応じておられるが、この記事がまたヒント満載。ポイントをピックアップすると、以下の通り。

  • 最近の新卒採用は面接重視(グループワークやグループディスカッション)だが、全部の応募学生を面接するのはむずかしいので、エントリーシートや筆記試験でバッサリ足切りをおこなう企業もある。→エントリーシートや筆記試験の重要性
  • エントリーシートや筆記試験については、様々な対策本がでており、これを最低1冊は購入して目を通すこと。
  • エントリーシートでは、志望動機、自己PR、学生時代にやったことの3つを記入するが、面接時にも必ず聞かれる。じっくり考え自分の言葉で表現できるようになることが必要。それが面接対策にもなる。
  • 採用担当者は毎日大量のエントリーシートを読んでおり、その中で如何に自分に興味を抱いてもらうか、そのための工夫や配慮がポイントである。
  • 筆記試験では、SPI testに加えて最近はWeb testを導入する企業も多い。問題は決して難しくないが、解き方を忘れてしまっていることも多く、制限時間内に解くには慣れが必要。問題集を繰り返し解くことに尽きる。図形や暗号を使った独特な問題もあり、トレーニングが欠かせないし、やっただけ確実にレベルアップする。
  • まずは、一歩踏み出すこと=対策を具体的に開始すること、が重要で、そこから道は開ける。

どの程度の学生さん達が見ているだろうか。今度、勧めて見よう。こういうところから就活の情報、知識を得るだけでなく、新聞を読む習慣が出来るかもしれない。