アジアの証券取引所

FTのレックスコラム。日本の証券取引所は登場しないが、それは寂しいとしても、またか、というところだろう。

前半では、成長著しい世界の資本市場では、独占を突き崩すのが難しいとの指摘と、Hong Kong Exchanges & Clearingは今週年前半の営業利益が38%増加、また、ASXも昨年は64%の増収だが、市場の浮き沈みと無関係ではないとの指摘。シンガポール取引所は昨年20%の減収。香港も第2四半期は不冴えで四半期対比では20%減少。新商品の取り扱いを開始してもそれには咀嚼期間が必要で、シンガポールのインド先物は2年間はほとんど取引されず、昨年ようやく離陸した。また、香港商品取引所のような新規参入者もいる。

しかし日本の取引所の動きがこういうところで取り上げもされないということは、咀嚼や離陸どころではなく、世界から注目されていないという風に読めるのだが、寂しいことだ。