成人年齢引き下げ(民法上 20歳から18歳)の是非が法制審議会に諮問されたが

毎日では、法律学者と精神科医(斎藤環氏)のコメントを併記。後者は、近年、引き籠もりやフリーターなどの現象が現れ、成熟年齢と成人年齢の乖離が進んでいるとする。引きこもりの場イアは、成熟年齢は平均30歳を超える、若者全体だと成熟年来は30代後半から40代が実感という。EUでは、成人になっても25歳までを「若者」とし政府が手厚く支援するが、日本では成人を20歳としながらニート対策までは34歳までとしているとする。しかし、担当官庁もなく高齢化する若者のケアは家族任せと分析。政策を欧州にならって充実するのであればともかく、そうでないのであれば、むしろ成人年齢を25歳に引き上げるべき。25歳であれば大卒で大半が就職する時期であり、面倒を見るのは成人までと子供にいいやすくなる、とする。若年世代への持続的な支援態勢の重要性を説く。

随分成熟年齢が遅れていると見ているのと、社会に巣立つ時期に成人年齢を合わせるべきという、私にとってはユニークせ新鮮な主張であった。成熟年齢の遅い若者が早期に主権者の自覚だけ持てるだろうか。しかし、送らせればますます自覚は育たないのかもしれない。