和田秀樹さん 「気にしない」の偉大な効用


週刊エコノミストでの書評。
正解のない今の時代、成功する上で、知的体力が大切。次々と仮説を立てる知性と、そ
れを試し続ける体力と、失敗しても次の仮説にトライできる精神力を併せたものが知的
体力。
鈍感力(渡辺淳一)があれば知的体力も身につく筈。人生、諦めた時点で負け。かつて
は、トラウマのある人には、それを精神分析治療などを通じて思い出させたり、過去と
現在の記憶を統合させたりすればよいという考え方をしていた。ところが、そのような
治療では過去のことを気にするようになるので、最近はそれが否定されている。
鈍感力は「本誌の読者のような知的プロフェッショナルの人にこそ読んで欲しい本」だ
という。読んでみようかな。渡辺さんの小説はもう十分に読んだように思うが。