Bear Sternsの救済

週末をはさんでどうなるか注目されたベアスターンズ社の行く末だが、Fedがついに信用リスクを取る形で融資を実行した。今朝になって、JPMorganがわずか236百万ドルで買収することで同意したとの報道が流れた。
金曜日朝から同社の社内には動揺が走り、株価は一日で47%下落。14000人の従業員を前に午前10時半にCEOによる録画メッセージが流されたという。欧州系銀行、米銀、そして最後には顧客が離反し、週末にかけて行き詰まった様だ。奇しくもLTCM事件から9年半経過。金融危機は途上国だけではなく今や先進国に。昨日発売の日経ヴェリタス渡辺博史氏が冷静な分析をされているのが目を引いた。